帰省先の浜松からの帰路、東京渋谷のNHKを見学しました。
ダーウィンが来た!という自然科学番組で「雪虫」を制作したときのディレクターさんのご厚意により、職員同伴でないと入れない内部を見せていただきました。写真はいちばんでかい101スタジオ。その他のスタジオや編集する部屋にも行きました。
天井に吊るされた無数のライト。ワンシーンを撮るために回すカメラの台数の多さ。外に取材に出る人たちと対称的に、窓のない部屋でひたすら映像や音声の編集を続ける人たち。廊下を忙しく行き来する衣装やメイクの人、スーツ姿、作業服、私服。控室のドアが開いた瞬間にひとりだけ見た芸能人。昼食時は体育館のような食堂が満席。
NHKってこんなにでかかったんだ!。なんとなく想像はしていたものの驚いた。
プロデューサーがいてディレクターがいてカメラマンがいて音声さんがいて、取材してきた映像や音声を編集する専門の人たちがいて、芸能人がいてそれをとりまくマネージャーなんかがいて…。大人数でひとつの企画を作り上げ、マスメディアとして世間に放つ。
じゃあ編集者と写真家のアイデアで生みだされる絵本や写真集って、どのあたりを攻めるのか。見学中、あらためてずっと考えておりました。今も。
2018年1月12日