シーソラプチ川には露頭が多い。
岸から露出して川の流れをガクンと変化させるもの。大きな落差になって水しぶきをつくるもの。両岸からせまり「ゴルジュ」になって水の回廊をつくるもの。
日高山脈をつくった変成岩が南方から続いており、その上にかぶさるように十勝岳火山の凝灰岩が分布している。
どんな歴史をもった岩石がこの地形をつくっているのか、専門家に見ていただく前に予備調査した。
ハンマーでコツンとやって岩石の断面を見ると、「え?この瀬、凝灰岩だったの?」とか「これ結晶片岩じゃねぇ?」とか、誰もいない川岸で一人で興奮。
2020年9月20日